ドーム
スマーティの遠赤外線ヒーターの特長
スマーティのドーム内部には、『生体専用遠赤外線面状カーボンヒーター』と呼ばれる特殊なカーボンブラック(炭)が使用されています。このカーボンブラックから発せられる遠赤外線は、心地よい温かさを提供しながら、皮膚の奥深くにある皮脂腺まで働きかけ、発汗を促進します。炭は人体と同じ有機物であり、人体の細胞と深い関係があることが科学的にも確認されています。そのため、天然素材である炭を用いた遠赤外線ヒーターは、安全で人体に悪影響を及ぼしません。
遠赤外線の特性として、『距離の二乗に反比例して効果が弱まる』ことが知られています。そのため、人体に最適な波長の遠赤外線を、できるだけ近距離で照射することが重要です。スマーティは、効率的に遠赤外線を体の中心部まで届けることで、皮脂腺に働きかけ、汗とともに老廃物を排出する仕組みとなっています。
フジカ・スマーティがカーボンブラックヒーターを採用した理由
遠赤外線の発見と研究
かつて、フジカ・スマーティはセラミックヒーターを採用していました。遠赤外線という概念が注目され始めたのは、アメリカ航空宇宙局(NASA)がスペースシャトルを開発した頃のことです。宇宙空間での人間の生存に関する研究が進む中で、遠赤外線が人体にとって有用であることが明らかになりました。
炭(カーボン)の優位性
当初は、セラミックや鉱石、岩石などが遠赤外線を発することが知られていましたが、その後の研究で人体自体も遠赤外線を放射していることが判明しました。そして、人体に安全で効率的に熱を伝える素材として、炭(カーボン)が最適であることが分かったのです。こうした科学的な背景をもとに、フジカ・スマーティも従来のセラミックヒーターから、特許を取得したカーボンブラックヒーターへと移行しました。
遠赤外線が人体を温める仕組み
共鳴現象による温熱効果
遠赤外線が人体を温めるのは、『共鳴現象』によるものです。例えば、学校の理科の授業で音叉(おんさ)の実験を見たことがある人も多いでしょう。同じ材質の音叉を並べ、一方を振動させると、もう一方も共鳴して振動し始めます。しかし、異なる材質の音叉では共鳴は起こりません。
これと同じように、遠赤外線の波長が人体の分子と共鳴することで、深部まで温めることができます。この作用により、体内のエネルギー代謝が促進され、健康維持に役立つとされています。
汗とともに有害物質を排出
皮脂腺からのデトックス効果
ダイオキシンや鉛といった有害物質、さらにはコレステロールなどの脂肪分は水に溶けにくく、体内の脂肪組織に蓄積されやすい特性があります。これらの物質は、通常の入浴やサウナでは簡単に排出できません。しかし、皮脂腺から出る汗には、こうした脂溶性の有害物質を排出する働きがあります。
カーボンブラックエミッターの役割
カーボンブラックエミッターを使用したスマーティの遠赤外線は、人体と同じ有機物である炭を活用することで、細胞との共鳴を引き起こし、皮膚の深層部にある皮脂腺に直接作用します。その結果、通常の汗よりも濃い汚れを含んだ汗を排出し、体内の有害物質を効率よくデトックスできるのです。
効率的な遠赤外線の照射
至近距離での最大効果
遠赤外線の効果は距離が近いほど高くなります。フジカ・スマーティは、人体の波長に適した5~20ミクロンの遠赤外線を、カーボンブラックエミッターから至近距離で照射します。これにより、強力でありながらもマイルドなエネルギーを体に届け、発汗を促進しつつ、疲労感を伴わない快適な温熱体験を提供します。
このように、スマーティのカーボンブラックヒーターは、遠赤外線の特性を最大限に活かし、体の深部までしっかりと温めることで、健康増進やデトックス効果を実現するのです。
画像はドーム型 代謝排汗浴健康光線浴装置「フジカ スマーティ」のサイトより引用。